
ゴールデンカムイに登場する人物って、めっちゃ強い人が多いですよねっ!
明治時代末期の戦乱を背景にした人々の生き様を舞台にしているだけあって、みんながそれぞれ個性的な強さを持って生きようとしている姿が印象的なマンガです。
そんな中でも、武闘派として最強ではないか?と恐れられているのは、柔道の不敗王、牛山辰熊ではないでしょうか?
そして人間だけでなく、“カムイ”として最強と恐れられているヒグマの存在抜きにはゴールデンカムイを語ることはできません。
今回は、牛山とヒグマの強さについて考察してみました。
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牛山辰馬の人物像
・不敗の柔道王 牛山辰馬(うしやま たつま)
過去に10年間無敗の柔道家として最強の座を独占した大男”不敗の牛山”と言われています。
自分の師匠である柔道師範の妻に欲情し、寝取ったことが原因で制裁を加えられましたが、逆に師匠を殺害し門下生10人に重傷を負わせた罪で服役していました。
脱獄後に潜伏先を掴んだ土方歳三と一戦交えて黄金の分け前を目当てに手を組み、周辺を探っていた同房仲間の白石を取り押さえ、土方と密約させることに成功します。
お互いの素性を知らず札幌にて杉元たちと遭遇し、柔道耳をきっかけに組み合った杉元の強さを気に入り食事に誘い、酒の席でアシㇼパさんに男の見定め方を講義して「〇ンポ先生」と呼ばれるようになりました。
・柔道耳とは
はじめて牛山を見た杉元は、牛山の耳を見て『あんた相当やりこんでるね』と言いました。
どうして杉元は牛山の耳を見て、柔道をやっていることが分かったのでしょうか?
実は、レスリングなどの寝技系の選手を見ていると、耳が潰れて耳の穴が見えなくなる人がいます。
これは餃子耳、カリフラワーイヤーとも呼ばれています。

なぜこんな耳になるのかというと、寝技を多く練習すると時節耳が床にこすれることを繰り返すと、耳の毛細血管が破裂し、耳に血が溜まり膨れ上がります。
そのまま放っておくと、膨らんだ状態のままで血が固まってしまい膨らんだままの状態になります。
そしてまた寝技をすると毛細血管が破裂しということを繰り返すことによりなるものです。
聞いているだけで痛々しいですね(;´д`)
とはいえ、これも強くなるための男の勲章なのでしょう。
耳がつぶれている人を見たら、うかつにケンカを吹っ掛けたりしないようにしましょう(;^ω^)
・牛山の強さ
現役を退いた現在でも毎日10時間を超える柔道の鍛錬を欠かさず行っています。
馬でさえも足払いで投げ飛ばすほどめちゃくちゃ強く、牛山の足払いを受けたものは、足が天井まで届くほどフッ飛ばされるようです!
そして、特筆すべきはおでんの具のハンペンみたいなタコがひたいにあり、釘も通さないほど硬いようです。
これってタコというよりは、ひたいの中に鉄板でも埋め込んでいるのではないでしょうか?
柔道でも猛烈に強い上に、強靭な頭突きも持ち合わせているなんて・・・向かうところ敵なしですね!
そして、定期的に女性を抱かないと興奮してしまい、力まかせに男女見さかいなく無く襲ってしまうほど絶倫で凄まじい精力の持ち主でもあります( ゚Д゚)アライヤダ
・モデルが実在!
このように接近戦ではむちゃくちゃ強い牛山ですが、モデルになった人物がいるのでしょうか?
気になって早速調べてみたところ、こんな人物がいたことが分かりました!
牛島辰熊(うしじま たつくま)
つっ、強そう ですねー!!(;’∀’)
そして、このゴツゴツしたイカつい顔つきも牛山に通じるものがあります!
伝説の柔道家であり、柔道史上最強の男、木村政彦の師匠でもある牛島辰熊さんです。
(ちなみに木村政彦さんは、柔道界において
「木村の前に木村なし、木村の後に木村なし」
と言われたほど、メチャクチャ強い柔道家であり、あの力道山との対決でも話題になった柔道家です。)
ゴールデンカムイの牛山が柔道の訓練のためにたびたび立木に帯をくくりつけて打ち込み稽古をしているシーンが登場します。
このスタイルの稽古って、柔道マンガではよくやっているところを見たりしますよね!
この稽古法を発案したのが、この牛島辰熊さんだったのです。
当時の稽古の様子を記した文書によると、
「毎朝、大木に帯を結びつけて千本の打ち込みを行っていた」
とあります。
そしてそれ以外にも、
「朝から60kgものローラーを引きずり回し、日中は出稽古して周り、深夜になると庭の大石を抱き上げて筋肉を鍛え、30キロの槌(つち)を両手にもってブンブン振り回す。
そのあと大木に唸り声をあげて体当たり を繰り返した後、大木への千本打ち込みを行うのです。」
ほとんど怪物ですねっ・・・
どんだけトレーニングするんでしょうか・・・(;´∀`)
現代にこれほどストイックな柔道家はいるんでしょうか??
いたらきっとオリンピックで優勝してますね!!
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ヒグマの習性
うわ~・・おっかねー(((( ;゚д゚)))アワワワワ
・生息地
日本では、ヒグマは北海道にしか生息しておらず、本州と四国にいるのはツキノワグマだそうです。
大昔には本州にもヒグマが居た形跡があるようですが、ゴールデンカムイの明治時代にはすでに北海道にしか生息していなかったことが分かっています。
・ヒグマの強さ
ヒグマはネコ目クマ科クマ属に分類される哺乳類です。
体長はクマの中でもかなり大型に育つ種族で、巨大はものでは3メートルを超える個体も記録されています。
日本に生息する動物の中では、ダントツで大きいでしょう。
そして、はっきり言ってメチャクチャ強いです。
以下にヒグマのスペックをまとめてみました。
鋭い爪:石油缶を潰し軽く穴を開けるほど。ドラム缶でも大きく変形する
強力な噛む力:トラより大きな歯・そして口。人間の骨を簡単に噛み砕く(グリズリーはボウリングの玉さえ噛み砕く)
鋭い嗅覚:犬の数倍優れている
腕力:張り手で人間の首が簡単に吹き飛ぶ。成獣ならば手の大きさだけでも人間の顔以上の大きさである
走力:平地を時速40~50km/hで走る。執着したものは長距離でも追い続ける
防御力:丈夫な毛に覆われており人間の力で打撃や刃物などは効かない。銃弾も急所でなければ効かず、角度によっては頭蓋骨で弾いてしまう場合も・・・
性格:好奇心・執着心が異様に強く、一度興味を持った対象には執拗な追跡・攻撃を行う。一度クマが興味を持ったものを所持したままでいるのは危険。
知能:一般的な犬以上の知能を有しており、学習することにより行動パターンは多岐にわたる。人間の脆さを知ったら人間ばかりを襲うようになる。
ヒグマは身体能力がとても優れています。
あの巨体にも関わらず、ネコのような身のこなしで木に上ったり、ガケから落ちても強靭な毛皮でケガを負うこともありません。
そしてなんといっても特筆すべきは、ヒグマの怪力です。
体の殆どが強靭な筋肉でできており、自然の中で鍛えられたことによって筋肉の塊となっている身体から繰り出される怪力は人の首をワンパンで吹き飛ばしかねないほどの威力があります。
クマは背を向けて逃げる獲物を追いかける習性があります。
この習性はとてつもなく強く、うかつに背を向けて逃げたりすればほぼ間違いなく追いかけられます。
ちなみにヒグマの走る速度は50km/h以上で、あのウサイン・ボルトより速いです。
逃げたとしても間違いなく追いつかれて、間違いなく背中から襲われて重傷必至です。
ヒグマの習性として、一度自分が手にした獲物は自分の物という意識がとても強く、獲物を奪われたときには執拗に執着し取り戻すまで追いかける、という性質を持っています。
また普通の動物は火を恐れるものですが、ヒグマに関してはまったく火を怖がることがないので、ヒグマの前に火は無力です。
・ツキノワグマとの違い

ツキノワグマは体調1.5メートル、体重150kgほどの体形で、日本では本州から四国まで生息が確認されています。
ツキノワグマの体毛は真っ黒で胸元に半月型の特徴的な模様があるので、ヒグマとの違いは一目瞭然です。
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もし牛山とヒグマがタイマン張ったら・・・
こんなに強い牛山とヒグマ、いったい戦ったらどちらが強いんでしょうか?
ゴールデンカムイ第9巻90話では、アイヌの村で飼っていたヒグマが、檻が壊れて襲い掛かって来たことがありました。
そのとき、牛山は、

「おい そこのクマ ジジイを離せ その入れ墨をズタズタにされると面倒だ」
ふんっ!
と言って、ヒグマ相手に華麗な大外刈りを決めています( ゚Д゚)!!
スパーンッと投げられたヒグマはゴロゴロと坂を転がり、すっかり闘争心を無くして逃げていきました。
そして熊にこう言い放ったのです。
「仲間の熊に伝えるがいい 不敗の牛山という神話を・・・!!!」
いやいやいや・・・ クマ相手に柔道技で倒せる人間って聞いたことないです・・・!( ゜Д゜)ンマー
これまでヒグマに襲われた人間は、たとえ不死身の杉元であってもかなり苦戦しており、他の人(アシリパさんなど)の助けが無ければヒグマにやられていたものと思われます。
このことからも、牛山の肉体的な強さは尋常ではなく、ゴールデンカムイ一番の怪力を誇っていると言えるでしょう!
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まとめと考察
いかがでしたでしょうか?
ゴールデンカムイには超強い人物がたくさん登場しますが、こと接近戦においては牛山とヒグマが2トップのようですね!
ヒグマは個体差によって強さが違うと思いますが、牛山は唯一無二の存在ですし、これまでの戦闘シーンで牛山がやられそうになっているところはほとんど見当たりません。
以上のことから、
ゴールデンカムイ(接近戦)最強は、
牛山 辰馬
に決まりですねっ!!
ヒグマをも凌駕するパワーと精力を持つ怪人、牛山辰馬・・・
その強さは、今後のゴールデンカムイのストーリーでもいかんなく発揮されることでしょう。
今後の活躍が楽しみな男です。
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