
ゴールデンカムイの登場人物って、濃いーキャラが多くて面白いですよね!
主人公の杉元佐一と相棒のアシリパさんをはじめ、みんな個性豊かでそれぞれが色んな能力を発揮しています。
今回はそんな登場人物の中でも、隠れファンが多い「脱獄王 白石」について考察してみました。
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脱獄王、白石由竹(しらいし よしたけ)
・キャラクター
お調子者で役立たず、移動や戦闘の際、主人公の元軍人・杉元&アシリパさんの邪魔をする白石由竹。
最初の登場シーンは、砂金のありかを示した刺青を体に持つ男として登場しました。
金・酒・オンナ・ギャンブル大好き、のどうしようもないキャラクターですが、実は
脱獄王として名を知られ、あの網走刑務所から脱走してきた経歴を持っています。
杉元たちは刺青を持った元囚人から刺青をはぎ取るために、刺青人皮として人間の皮を剥いで手に入れていましたが、白石のときは体の刺青を和紙に写し取る方法で搾取したため、白石は殺されることなく、杉元たちの仲間として一員になることができたのです。
なんかこういう一見おちゃらけたキャラで、普段は全然役に立たないのに、いざというときにスゴイ能力を発揮する奴って、見逃せないですよねー!
個人的にゴールデンカムイの中で1,2を争うほど好きなキャラになです(^_-)-☆
・特技一覧
秘密道具
脱獄王として名を馳せた白石は、身体中にあらゆるところに、秘密道具を隠し持っています。
油紙で包んだカミソリの刃や実弾を、奥歯に馬の毛で結んで飲み込んでおく。
肛門の中にハリガネを隠しておく。
などなど・・・
あっ、一応表向きは「アメ」はいつも持ち歩いているようですね笑
自在に関節を外せる特殊体質
白石の特筆すべき能力は、自身の体の関節を自由自在に、簡単に外せる特異体質であり、頭が入るスペースがあれば、なんと全身の関節をバキバキに脱臼させることで、簡単には通り抜けてしまうのです。
大きな馬も足払いで投げ飛ばす柔道怪人である牛山に腕十字で関節を極められたときに、白石は骨を外して逃がれるという荒業を披露したこともありましたね!
そういう意味では、白石の攻撃力は皆無ですが、脱出能力は極めて高いです。
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脱獄王白石のモデルが実在?!
・昭和の脱獄王
1930年代、「昭和の脱獄王」と呼ばれた、白鳥由栄(しらとり よしえ)なる人物がおりました。
彼の特技は、関節を自由に外せる特殊体質と、脱獄のためにとんでもなく長い期間努力を続ける人間でした。
強盗殺人の罪で投獄されたのち、昭和11年の青森刑務所を皮切りに秋田、網走、札幌となんと4度もの脱獄に成功した伝説の脱獄王です。
秋田刑務所では、天窓のブリキ片でのこぎりを作り、それを絨毯のヒモでくくりつけて隠し、1日のうち看守が交代する10分だけ削っていった末に脱獄。
青森では鍵穴に指を押し当てて穴を写し、針金一本を鍵穴に何度も差し込んで合鍵を作成し、脱獄。
網走監獄では味噌汁で手錠と鉄格子のボルトを錆びさせ、ようやく腐食し始めたところをちょっとずつゆすぶって3カ月かけて外し、脱走したといいます。
現在の網走監獄博物館では、ふんどし一丁で脱獄する白鳥由栄の人形が飾られています。

・関節は自分で外せるのか?!
白石は全身の関節を自在に外したり戻したりできる特技を持っています。
こういうのって、テレビや小説で縄抜けや手錠外しをを見た事はありますけど、実際にできるものなんでしょうか?
よくよく調べてみると、こんな事件がありました。
逮捕の少年、関節外しで手錠を抜き逃走
“香川・坂出市で20日、窃盗の疑いで警察に逮捕された17歳の少年が、診察を受けた病院のトイレから手錠を外して逃走した。少年は21日早朝、警察に出頭し、あらためて逮捕された。「親指の関節を外した」と話しているという。
手錠を外して逃走したのは、住所不定・無職の少年。警察によると、少年はミニバイクを盗んだ疑いで20日に逮捕されたが、腹痛を訴えたため坂出市内の病院に護送され、診察を受けた。診察の後、少年は再び腹痛を訴え、午後4時ごろ、病院内の個室トイレに入った。
少年は左手に手錠を2つかけられていたが、親指の関節を外して手錠を抜いた。1つをトイレの配管にかけて個室から逃走したという。監視にあたっていた警察官は手錠の腰縄を結んでいたため、すぐに少年を追いかけることができなかった。トイレの外で監視していたもう一人の警察官は、少年が個室に入ったまま約20分間出てこなかったため、パトカーにいる上司に応援を求めに行ったところだった。トイレを出た少年は、パトカーとは反対側に走り、非常口から逃げ出した。警察が行方を追っていたところ、少年は21日午前6時前になって、知人に付き添われて出頭し、再逮捕された。
警察によると、少年は「中学の時、野球のキャッチャーで何度もつき指をして軟骨が欠け、親指の関節を外すことができるようになった。手錠を引き抜こうとしたら、関節が外れて、抜けた」などと話し、逃走理由については「余罪について仲間と連絡をしたかった」と供述しているという。“
【9月21日日本テレビ系(NNN)配信より抜粋】
どひゃー!脱獄王がここにもいましたね!!
しかも17歳ってところが、なんだか本当に白鳥や白石の人生を現しているようにも感じられます。
関節外し・・・もし監禁されたときのために、身に付けておこうかと思いました。
・ハリガネで手錠は外せるってホント??
札幌新世界ホテルで換金された白石は、ハリガネを使って手錠を外していました。
よく漫画の世界では、ハリガネで鍵を開けたりするシーンを見ることがありますが、これってホントウに可能なのでしょうか?
調べてみたら、なんと本当にやっている人を見つけました!
すげ~!
いともあっけなくめっちゃ簡単そうに外しちゃってますね!
実際にできるものなんだー。
ってかこんなこと公開しちゃって大丈夫なんでしょうか??
良い子のみんなはマネしちゃいけませんよ~
(って、そもそも手錠を掛けられちゃいけませんね・・・)
いずれにしても、さすが白石由竹、脱獄王の異名をもつだけはありますね!
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白石の活躍シーン
・本当はスパイ?!白石の寝返り
脱獄王なので逃げ足も速い白石ですが、肝心なところで牛山に捕まえられてしまいます。
マンガを見ていると、「ついに白石もここで終わりか・・・」と思ってしまうほど、絶体絶命な状況なのですが、
その際白石は、土方歳三一味へ杉元たちの行動を流したり、刺青人皮の場所を教えたり、と完全にスパイに寝返ったことで、命を奪われることなく釈放されていました。
そうかと思えば、アシリパさんんが仕掛けたキタキツネを取るための罠に鮭を取ろうとしてかかってしまう始末・・・
またアシリパさんから借りたお金を競馬で全部スッてしまったり、札幌新世界ホテルでは、肝心なところで躓いて爆薬を日の中に落として台無しにしてしまったり・・・
そして、未来を占うことができるインカラマッに出会ったときは、真っ先に競馬場へ連れていき、勝ち馬を予想させ儲けることを思いつきます。
そのときも、「インカラマッちゃ~ん、なんかオゴッて~?」なんてこと良い、完全にヒモ扱いされてました笑
要するに白石は、どんなときどんな場所でも関節を外してぬるっっと逃げ回ることができるように、日々の生活においてものらりくらりと流れるような生き様なのかもしれません。
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まとめと考察
いかがでしたでしょうか?
ゴールデンカムイ、切ってののらりくらい男、白石由竹。その実力は、まだまだいかんなく発揮されそうですね!
典型的なダメ人間なのに、特殊能力のおかげでいつも無事に生き延びる・・・
そんな白石こそが、この激動の時代において、もっとも生き延びる可能性がある人物なのかもしれません。
今後の白石由竹の活躍に、乞うご期待です!!
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