
フェアリーテイルの仲間って、いつも仲良くしていても争い事が絶えない、不思議なギルドですよね?!
そんなフェアリーテイルの仲間も、一時は大変な仲間争いをすることになりました。
それが、S級魔導士であり、ギルドマスターの孫でもある「ラクサス」が引き起こした、「バトル・オブ・フェアリーテイル」。
今回はそのバトルと、最中に発覚したナツの秘密、そしてラクサスの最期を振り返ってみました。
[ad#ad1]
収穫祭で賑わうマグノリアに現われた、招かれざる「孫」ラクサス
楽園の塔からマグノリの街へ戻ったナツ一行を待ち受けていたのは、改修され豪華になったギルド、そして妖精の尻尾(フェアリーテイル)の新しいメンバーになった元幽鬼の支配者(ファントムロード)のガジルとジュビアでした。
ジュビアはもちろん、ギルドは破壊した張本人であるガジルもどうにか打ち解け始めていたところで、メンバーそれぞれが平和な時間を過ごしていました。
そんな状況にいら立ったのが、マカロフの孫であるラクサスでした。彼の親衛隊であるフリード、エバーグリーン、ビッグスローら雷神衆を引き連れて、収穫祭でにぎわうマグノリアへ戻ってきたラクサスは、こんな計画を実行したのでした。
[ad#ad2]
フェアリーテイルで一番強いのは誰?

エバーグリーンの手で石にされたルーシィやエルザら女性たちとw人質に取ったうえで、なんとラクサスは誰が妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強かを決める「バトル・オブ・フェアリーテイル」開催を宣言したのです!
そして、3時間以内に自分たちを倒せなければ、人質を粉々にすると言い放ったのです。
しかし、ラクサスはなんと勝手なことを始めるのでしょう?!まるで、「この高校で一番強いのは誰か」をタイマンはって決めようとするビーバップハイスクールのノリですね(笑)
いやー、若気の至りってことでしょうか!とんでもないことをしようとしてるんだけど、なんだか青春を感じちゃいましたね。。
[ad#ad2]
雷神衆によるチートな戦い

あまりに卑劣なラクサスと雷神衆のやり方に、ギルドのマスターでありお爺ちゃんであるマカロフとナツら妖精の尻尾(フェアリーテイル)の男たちは激怒し、女性たちを救うために仲間であるはずのラクサスを打倒するために立ち上がりました。
ところが、街のいたるところに、結界の一種である術式がフリードの手によって書き込まれていました。
この術式とは、文字で書いた呪文のようなもので、ある条件に当てはまる人を通せんぼする力があるようです。
その術式には、「80歳を超える者と石像の出入りを禁止する」と書かれており、マカロフは当然ながら、なぜかナツとガジルまでもが通ることができず、街へ入ることができません。
(ナツとガジルが通り抜けできなかった理由については、ずっと先のストーリーで明らかになりつつあります・・・)
また街へ入れた者たちも、術式により同士討ちを余儀なくされたり、魔法を禁じられたことで実力を発揮できず、雷神衆に次々と倒されてしまいます。
仲間をこれ以上傷つけまいとマカロフは降参を申し入れましたが、ラクサスは交換条件としてマスターの座を要求。
さらに石化の魔法が解けたエルザがエバーグリーンを倒したことで、他の女性たちの石化も解けると、街の人々に雷を落とせる「神鳴殿(かみなりでん)」を起動し、フリードには、カナとジュビアへの殺害命令を出すなど、行動はよりエスカレートしていきます。
しかしビッグスローはルーシィの危機に出現した星霊のロキに倒され、フリードは弟・エルフマンが傷つけられた怒りで「サタンソウル」に変身したミラジェーンが圧倒し、頼みの雷神衆は全滅。
レビィが術式を解読したおかげでようやくナツとガジルが参戦し、エルザやほかの魔導士の活躍で「神鳴殿」が機能停止したことで、ラクサスは追い詰められます。
[ad#ad2]
ラクサスの最期

共闘するナツとガジルの攻撃を受けてもなお圧倒的な魔力を見せるラクサスは、奥の手としてマカロフが幽鬼の支配者(ファントムロード)に使った「妖精の法律(フェアリーロウ)」を繰り出そうとします。
その瞬間に現れたレビィから、マカロフが危篤に陥ったことを聞かれたのですが、ラクサスはまったく動じることなく、「妖精の法律(フェアリーロウ)」を発動させてしましました。
ところがなんと誰一人として被害を受けなかったのです。
なぜなら「妖精の法律(フェアリーロウ)」は術者が「敵」と認識した者にしか効果を発揮しない魔法であり、ラクサスが妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーを内心では仲間だと思っていたため攻撃力を発揮しなかったのですね。
そのことを認めたくなかったラクサスはなおも戦おうとしますが、ナツは渾身の滅竜奥義「紅蓮爆炎刃(ぐれんばくえんじん)」で、ついにラクサスを倒します。
戦いのあとギルドに現れたラクサスは、一命を取り留めたマカロフを見舞いました。マカロフの体調を気遣う姿からは改心したことが伺えたものの、仲間を傷つけた事実には変わりはなく、マカロフはラクサスにこう言いました。

「お前を(フェアリーテイルから)破門とする」
[ad#ad2]ラクサスのその後
収穫祭のメインを飾るパレードファンタジアの最中、マカロフと妖精の尻尾(フェアリーテイル)の面々は、ラクサスとの思い出の証である「空に指を突き刺すポーズ」を取ります。
かつての仲間、そして祖父からの「餞別」を目の当たりにしたラクサスは、涙ながらにマグノリアの街を後にしたのでした。
[ad#ad3]