
妖精の尻尾(フェアリーテイル)には、強い魔導士がたくさんいますよね!
ギルドの中で特に強いのはS級魔導士の資格をもっていますが、そんななかで紅一点、エルザを置いて物語を語ることはできません。
妖精女王(ティターニア)や最強の女魔導士などのあだ名で呼ばれ鵜エルザ。絶大な戦闘力と、厳格で本当は優しい性格で、ギルドの仲間たちからの信頼も厚い女性です。
そんなエルザも、昔から強かったわけではありません。実は、ツライ過去を持っていたりするようです。
今回はそんなエルザの生い立ちに迫りました。
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エルザのプロフィール

フルネーム:エルザ・スカーレット
年齢:19歳
所属ギルド:妖精の尻尾(フェアリーテイル)
好きなもの:武器・鎧(よろい)
嫌いなもの:悪
必殺技:紅桜

エルザの持っている妖刀(ようとう)。非常に鋭い切れ味をもつが、同時に魔力の消耗も激しいため、紅桜を使用するときは鎧は身に付けることができないようです。
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幼少期のエルザは暗黒時代
エルザはフェアリーテイルに入る前の幼い頃、黒魔術を信仰する魔法教団が「死者を蘇らす魔法」の塔(楽園の塔)を建設させるために奴隷として働かされていた人々の一人でした。
この魔法教団の塔建設は政府も魔法評議会も非公認だったため、人々をさらい、奴隷として働かせていたのです。そしてこのとき、ジェラール(魔法評議員:ジークレイン)やショウ、ミリアーナ、ウォーリー、シモンなどと出会い仲間になりました。(第10巻)
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エルザを慕う奴隷時代の仲間

幼少時代を奴隷として過ごしたエルザ。
そんな暗い過去にも、おなじ境遇の仲間がいました。そんな仲間の中でも特にエルザに信頼を寄せていたのが、「シモン」と「ショウ」です。
シモン

シモンは、エルザの奴隷時代の仲間でただひとり、ジェラールの言葉に騙されずにエルザの言葉を信じ続けていました。
「ずっとこの時を待っていたんだ」という発言や、グレイやジュビアの情報を知っていたことからも、エルザを楽園の塔に連れ帰ったタイミングでエジェラールを倒す準備をしていたことが想像されますね。
残念ながら梟の攻撃で、相当なダメージを受けてしまい、それ以降の戦闘ではほとんど活躍できませんでしたが、最後にジェラールの暗黒の楽園(アルテアリス)からエルザを守るという大役を果たしました。
大好きだったエルザに思いを寄せており、エルザの身代わりになれたことはシモンにとっては本望だったのかもしれませんね。
ショウ

同じく少年時代のエルザの仲間で、人間をトランプに閉じ込めることができる魔法をを使うショウ。
仲間の中でもっとも感情的で、捕まえたエルザに「なんで・・俺たちとジェラールを裏切ったぁ!!」と迫ったり、エルザが過去を語ると「何が真実なんだ!?」と惑ったりしていました。
どうやらかなり感情の起伏が激しいタイプのようです。
感情といえば、あまりに気持ちが高ぶったあまりに周囲の耳を貸さず、エルザを守りたい一心でトランプに閉じ込め、逆に危機にさらしたこともありました。(第85話、第90話)
島から脱出するときには「自分たちの目でこの外の世界を見てみたい」と決心したショウ。
外の世界に出たあかつきには、きっと広い視野を身に付け落ち着いた大人の男性になれることを祈ります。
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エルザ魔力を覚醒
10年ほど前、奴隷生活からの脱走計画を立て、逃げ出そうとしたエルザたちは魔法教団に見つかり捕まってしまいます。
そのとき魔法教団は計画を立てた者に罰をあたえ、拷問を与えられました。
計画を立てたのは仲間のショウだったのですが、魔法教団はエルザが計画を立てたんだと思い連れて行き、拷問をしました。
そのときのせいでエルザは右目を失い、実は今は義眼なのです。

また一緒の奴隷仲間として働いていたジェラールも、拷問を受け、檻に閉じ込められ、監視下におかれているエルザを助けるため反乱を起こします。
監視人を殺し、エルザのところにまでたどり着きますが、エルザの身代わりで捕まってしまいます。そしてエルザや仲間、他の奴隷たちは反乱を継ぎ、魔法教団に立ち向かいました。
しかし、エルザたちの状況は厳しく、次々倒されていく者が多く、エルザと親しかったロブというおじいさんがいましたがその人も殺され、エルザは怒りで魔力が解放されます。それ以来、剣や武器を操れる魔法(換装)が使えるようになったのです。
ちなみに、エルザ・スカーレットって名前は、奴隷時代のエルザの名前はエルザだけでスカーレットというのはありませんでしたが、それを寂しく思ったジェラールがエルザの髪の色(緋色)にちなんでスカーレット(意味:緋色)と名づけ、エルザ・スカーレットとなりました。
一方、ジェラールは捕まり拷問はもちろん、さんざんに痛めつけられ殺されかけます。そんな中でジェラールの憎しみの気持ちが大きくなり、その気持ちの隙間にゼレフという悪魔導師(実体がない)がジェラールの体をのっとります。ゼレフは体を持っていなかったため気持ちに隙のある者の中に入り込むのです。
ゼレフに支配されたジェラールは助けに来たエルザを傷つけますが、塔が健設されていた島から放り出します。
そこから、エルザは孤独になります。そして今から8年前、フェリーテイルに入りますが、エルザはジェラールの一件のせいでしばらくの間人との関係を断ち気味でした。
とはいえ、フェアリーテイルに入ってからはだんだん仲間もでき信頼できる人にも恵まれ今のエルザになっていったのです。
マンガでは第10~13巻がエルザ編でエルザの過去の事が詳しくあります。
ここでジェラールとも決着がつき、第16~20巻の六魔将軍編でその後のエルザとジェラールの結末も載っています。
まとめとエルザの未来を考察
いかがでしたでしょうか?
エルザの過去はいろいろあって複雑なので、若くして波乱万丈な人生を歩んでいますね!
弱冠19歳にして、世の中の酸いも甘いも経験してきた彼女だからこそ、最強の女魔導士にふさわしい「妖精女王」(ティターニア)の称号をもらえたといえるでしょう!
実はエルザのルーツには、まだまだ謎があるみたいで、今後のストーリーにも要注目です。
強くて懐も深いエルザ、これからもエルザの活躍に期待です。
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